阿武町と萩ジオパーク
約50ヶ所と地表や海底の複数に分布した単成火山からなる阿武火山群の火成活動と谷に沿って約14kmも溶岩流が流れ下り「龍が通った道」と言われる地形を作った伊良尾山の噴火など、多様な火成活動により形成された溶岩台地は、日当たりと水はけが良く農地に適し、海底では起伏に富んだ天然礁を形成し好漁場となり、豊富な水産物をもたらせます。
この自然環境、大地の地質や地形を巧みに利用し暮らしを営んで来た先人たちの知恵が阿武町には息づいており、大地と人のつながりを感じることができます。
また、白い花崗岩と黒い閃緑岩の水玉模様が広がっている岩石や堆積層を貫いて上昇した釣鐘状のマグマでホルンフェルス化している岩石など、堆積作用や火成活動を触れることができ、特徴的な景観もこの地域の魅力のひとつです。

⼭⼝県萩市にある独⽴単性⽕⼭群のこと。2003 年の気象庁活⽕⼭⾒直しにより活⽕⼭に指定された。およそ 400km2 の地域に約 40 の単成⽕⼭が点在。 個々の⽕⼭体は⼩規模で 10−1km3 あるが、⽕⼭群全体では 3.5km3 程度である。また、それぞれの⼩規模な⽕⼭体は 1 回の活動で形成されたと考えられる。⼭体毎に⽞武 岩、安⼭岩、デイサイト質など多様な性質の岩質で形成され、流動性に富む溶岩流を伴 なう事の多いスコリア丘や流動性のとぼしい厚い溶岩流、溶岩円頂丘、成層⽕⼭などか らなり、形成年代と岩質に規則性は無いとされている。(via Wikipedia)

